たまに消える「T」の音

「T]の音が母音にはさまれると、日本語のタ行で使っているような音とは少し違う音になるということは以前にブログで説明しましたが、この「T」の音、たまに音が聞こえなくて消えてしまうこともあります。 「T」の音が消える条件は以下です。

1. Tが単語の最後の音
2. 子音で始まる単語が次に続く
3. 次に続く単語との間に息継ぎしない場合

例えば、

He got me a gift.

のときのgot meですが、文章の意味合いを考えると、この2単語の間には息継ぎを入れずに一気に発音されます。その時に、舌の位置だけは「T」を発音する時と同じ状態で、舌先を前歯の後ろあたりの上あごに引っ付けた形にしますが、舌先を上あごから離さずに、そのままの状態で「ミィー」の「M」の口の形(唇を閉じた形)にもっていきます。舌先を離してしまうと、「タッ」という空気の音が出てしまいますが、舌先を離さないで次の音に移行すると、「T]の音は聞こえない状態になります。なので、「ガット ミィー」とならずに、むしろ「ガッッ ミィー」と、詰まる音の小さい「ツ」の音がもう一つ付け足されたような感じで、本来の「T」の音なしに発音されるわけです。

動詞だけでなく、どの品詞でも、フレーズとして一気にひとまとまりとして発音される場合に、上であげた条件がそろうと、「T」の音が消える現象が起こります。

a gift for you

なんていうフレーズの時も、意味上、息継ぎせずにこの4単語は一気に発音してしまいますよね。そんな時も、「ァギフト フォーユ」と言わずに、むしろ「ァギフッ フォーユ」という感じになります。「T」の音は発音されませんが、「ッ」の部分を発音している時は口の形、舌の形は音を出す場合と同じように、舌先を上あごの前歯の後ろのほうに引っ付けるのをお忘れなく。

音を出さないのに、むしろこっちの言い方のほうがネイティブの人に理解してもらいやすいなんて、Less is moreですね。

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